2011年12月29日
2011年12月29日『未来の記録』バリアフリー上映(渋谷アップリンクX)

日時:2011年12月29日 12:40の回
会場:渋谷アップリンクX

■『未来の記録』バリアフリー上映

[ バリアフリー環境 ] 手話によるQ&A(20分)登壇者:岸監督
※視覚、聴覚障害者の方達のための日本語字幕と副音声を付けた上映
[ 主催 ] Kーzone

「この世界は、繋がっている。私はここで、一人ではない」

「SKIPシティDシネマプロジェクト第一弾支援作品」として選出され、2011年5月から全国で劇場公開された新感覚デジャブ映画『未来の記録』。
俳優の岸建太朗が、魂の救済を求めて撮影した膨大な記録=記憶を、独特の映像美と時間感覚で綴った本作は、全国各地で数多くのリピーターを作り出した。
 同プロジェクトによる公開終了後もその勢いは止まらず、デンバー国際映画祭、トリノ国際映画祭《WAVES》部門など海外映画祭でも多数上映され、惜しみない賛辞の声を受けている。

そんな最中??「未来の記録」は新たに生まれ変わる。
岸監督は4年前の8月に、パレスチナを巡回しながら、「Immigration」という短編映画を記録していた。その旅の最中「未来の記録」に繋がる「ビジョン」を受け取ったのだと言う。

そして今回、「Immigration」と「未来の記録」が奇跡の融合を果たし、新たな一本の映画としてここに生まれ変わる!!

【作品あらすじ】
『Immigration』
イスラエル×パレスチナ×そして日本。嘆きの壁の前に立った私は、味わったことのない衝撃に包まれていた。1つの壁に向かって、《三つの
宗教》の信者達が一斉に祈りを捧げていたからだ。…想像力は壁を越え《この世界》を接続する。「未来の記録」の原型とも呼べる、《驚愕
の白昼夢》。至極の映像短編詩。

『未来の記録』
理想の学校を始めようと、幸と治は一軒の古い家屋に住み始める。そこはかつてフリースクールだった場所で、机や椅子、遊具までもがそのま
まの状態で残されていた。幸はそれらに触れ、デジャブに似た感覚に襲われながら「いつか、ここに来たことがある気がする」と、治に訴え
るもあっさりと否定されてしまう。釈然としないまま片付けを続ける幸は、不意に一冊の古いノートとカセットテープを発見する。ノートに
は「思い出を残そう」という言葉。やがて時空は捻れ、時間が思わぬ方向に進み始める。封印した過去、かつてその家で起こった「ある事件
」が再現されてゆく。あたかも「過去」が息を吹き返したかのように…

《リバイバル上映についてー監督・岸建太朗》
今回の上映では、英語、フランス語など多言語での字幕上映、そして視覚、聴覚障害者や視覚障害者を持つ鑑賞者に対応した日本語字幕と副音
声を付けたバリアフリー上映、また「未来の記録」で音楽を担当した衝動物によるライブ演奏を企画しています。

私たちには、一生懸命作り上げた映画をできる限り多くの人に「伝えたい」という当然の思いがあります。今、まさに字幕や副音声を製作する
作業の真っ最中なのですが、「伝えること」の難しさを実感しています。

一方でそれは、作り手の私たちにとって新鮮な経験でもあり、「伝えること」の大切さを実感する良い機会にもなっています。それはまるで新
たな映画を産み出そうとしているかのようです。
「伝えようとすること」の果てに、「映画と世界」の新たな関係を、観客の方達と一緒に紡ぎ出すことができればと願っています。

12/29(木)
12:40の回【バリアフリー上映】上映後、手話によるQ&A(20分)登壇者:岸監督
※視覚、聴覚障害者の方達のための日本語字幕と副音声を付けた上映。
16:50の回 本編上映のみ。トークイベントなし

《著名人からのコメント》

マッテオ ボスカロール(映画評論家)
「映画を見終わった後、私の心の中には「インランド・エンパイア」を観た時と同じような印象が残りました。『未来の記録』は、脳裏に様々
な疑問を投射する作品です。罪とは何か、運命はあるのか、記憶とは何か、主体とは何か…。」

Massimo Causo(トリノ国際映画祭《WAVES部門》ディレクター)
「「未来の記録」は、過去と未来の関係を強烈に映し出す。過去が持つモラルや実存的効果が、現在に対していかに影響を及ぼすのかというこ
とが描かれている。物語の現在においては、過去に起こった出来事《一つの事件》が次第に暴かれてゆくが、「異なる時間同士」が互いに共
鳴し合う様は注目に値する。その時、過去と未来は同時に露出されて、その理想的な形を展開するのだ。登場人物たちは過去の呪縛に囚われ
ているように見えるが、回想や想像を含めた幾重にも折り重なる現実から枝分かれして、おのおのの〈未来〉へと〈フラッシュフォワード〉
するかのようでもある。まるでホラー映画から「ホラー(恐怖)」を取り除いたような映画だ。監督の岸建太朗が編み上げたこの驚くべき映
画は、人が起こす行動と、その行動が持つ道徳的な意味と、それらの相互関係を著しく述べたエッセーである。それは試験的な瞑想のような
ものであると言えるし、あるいは優しさと強さを兼ね備えた、視聴覚的で重厚なパフォーマンスと呼べるだろう。」

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